2018.05.05

【連載】単焦点で行く!「箱根湯本」vol.2

箱根湯本駅を降りてすぐのバス停から箱根登山バスに乗り込み、一路「星の王子さまミュージアム」へ向かいます。箱根登山バスは本数も多いので、待ち時間はそんなにありませんでした。乗車料金は箱根フリーパスに含まれているので、かかりません。

前回記事→「単焦点で行く!「箱根湯本」vol.1

行楽シーズンだったこともあり、観光客が多かった印象。外国人も多い。
【撮影データ】
S.S.1/100 絞りF1.7 ISO200
※各画像はタップすると拡大表示されます。

星の王子さまの世界観が再現

サン・テグジュペリの星の王子さまはとても有名な児童文学なので、知っている方も多いかと思います。『ぼく』がサハラ砂漠に不時着し、星の王子さまに出会うところから始まる名作です。「星の王子さまミュージアム」は、そんな星の王子さまと作者のサン=テグジュペリの世界観を忠実に再現した場所です。(箱根フリーパスで150円割引で入園できます)

星の王子さまミュージアムは、サン=テグジュペリ生誕100年を祝した世界的記念事業の一環として作られた、『星の王子さま』をテーマにした世界で唯一のミュージアムです。サン=テグジュペリの生涯をたどりながら、箱根の自然豊かな環境の中で、フランス風の街並みと、ヨーロピアン・ガーデンをお楽しみいただけます。-TBS「星の王子さまミュージアム」ページより引用

日が暮れてくると、また違った印象になる美術館
【撮影データ】
S.S.1/60 絞りF4.2 ISO200
作中に出てくる「ばら」その他、貴重な資料も多い
【撮影データ】
S.S.1/60 絞りF4.2 ISO640

やはり、世界観が統一された空間というのは非常にフォトジェニックです。美術館という性質上、全ての場所が必ずしも撮影可能ということではありませんが、ファンにはたまらない場所であることは間違いありません。季節ごとにイベント等も積極的に取り組んでいるようですので、ぜひ一度足を運んでみてください。ちなみに私が訪れた際は、プロジェクションマッピングをやっていました。星の王子さまのストーリーがアニメで流れていたので、物語を読んだことない人も楽しめるものでした。

イルミネーションもあり、夜の雰囲気もまた素敵
【撮影データ】
S.S.1/60 絞りF1.7 ISO2000

バスの乗り継ぎで四苦八苦

初日は到着が遅くなったこともあり、1箇所訪れたところで大人しく宿へ移動です。またまた、バス移動です。宿泊先までのバス経路がリサーチ不足だったため、どの路線を使えばいいのかすぐにわかりませんでした。閉園間際ギリギリまで滞在したため、すでに終了した路線もあり…。やっとの思いで乗り込んだバスも、「道路渋滞のため、振替輸送を行なっています」というアナウンスのもと、途中下車することになりました。行楽シーズンの箱根は、乗用車で来られる方も非常に多いんですね。大変な大渋滞だったので、時間にかなりの余裕をもったスケジュールを組んだ方が良いかと思います。思いもよらない時間のロスと乗り継ぎが生じたおかげもあって、夜の強羅駅を訪れることができてこんな1枚を撮ることができました。逆に、良かったかもしれません。笑

旅先では、事前のリサーチで時間に余裕のある計画を。
【撮影データ】
S.S.1/60 絞りF1.7 ISO2000

2日目、彫刻の森へ

箱根の宿で1泊をはさんで、翌日は朝はやくから出発。向かうは「箱根彫刻の森美術館」です。小さい頃はテレビCMでよく見ていた記憶があるのですが…(あれは関東限定のCMだったんでしょうか?調べてもわからず)前日急きょ使った強羅駅から、箱根登山鉄道で彫刻の森駅まで向かいます。

箱根登山鉄道は、険しい斜面を登坂するため「スイッチバック」がある珍しい路線だそうです。
【撮影データ】
S.S.1/800 絞りF4.5 ISO200

星の王子さまミュージアムに続き、ここも美術館です。一部箇所は撮影禁止のエリアもあるので、気をつけてください。それでも、フォトスポットはたくさんあります。子ども向けのアスレチックのような芸術作品も多数あり、親子連れが目立った印象もありました。実際に遊べるものも多くあるので、子どもができたらまた行ってみたいなと思います。フォトジェニックな場所は多いので、ひとりでも十分に楽しめますね。芸術作品からもたくさんのインスピレーションをもらいました。今度は、それこそ自分の子どもや、家族の写真を残せたらとても素敵です。

数々の彫刻が山々に囲まれて立ち並ぶ。
【撮影データ】
S.S.1/1250 絞りF5.6 ISO200
ついつい足をそろえたくなる、足跡。
【撮影データ】
S.S.1/200 絞りF2.5 ISO200
これは単焦点ではなく、ズームレンズでも面白い写真が撮れるかも。
【撮影データ】
S.S.1/400 絞りF3.2 ISO200
ステンドグラスの鮮やかで穏やかな輝き。
【撮影データ】
S.S.1/200 絞りF2.2 ISO200
大自然に囲まれているので、開放感がすごい。
【撮影データ】
S.S.1/800 絞りF4.5 ISO200

さて、この【連載】単焦点で行く!「箱根湯本」シリーズですが、もう少しだけ続きます。ちょっと時間がかかっていますが、ご容赦ください。それでは。

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