2018.05.22

陸前高田市在住だけど市内の宿泊施設に泊まってみた

どこに住んでいても共通して言えることだと思うんですが、自分の住んでいる地域の宿泊施設には泊まることってほとんどありませんよね。僕は2014年に東京から陸前高田市に出てきたんですが、その前は3回程度しか同市を訪れたことはなく、そのいずれも知人のところに泊めてもらっていました。その割に、「今度陸前高田市に行くんだけど、おすすめの宿泊施設は?」と聞かれることが多く。ということで今回、ようやく念願かなって(?)陸前高田の宿泊施設に泊まりました。陸前高田市矢作町にある、旧矢作小学校を活用した簡易宿泊所「二又復興交流センター」です。

二又復興交流センターとは

外観は完全に学校です。
※各画像はタップすると拡大表示されます。

2013年7月、旧矢作小学校が宿泊所として生まれ変わりました。138年の伝統と歴史のある旧矢作小学校は、統廃合のため、2011年3月をもって閉校となりましたが、この度大がかりな改築工事を施され、簡易宿泊所【二又復興交流センター】としてオープンしました。地域の皆様に愛された校舎を使わせていただくことで、陸前高田市の復興につながる施設として、多くの皆様にご利用いただければ幸いです。-特定非営利活動法人パクトHPから引用

上記の通り、統廃合で閉校した小学校の校舎に改築工事を施して生まれ変わった「二又復興交流センター」。百聞は一見にしかずです。とりあえず、施設の中を見てみましょう。

いたるところに、学校の名残が。
小学校なので、階段は一段が少し低くなっています。
こういう時計あったなー!と、懐かしく感じるところもあったり。
床は貼り直し、壁も綺麗になっていますが、やっぱり学校の廊下。

部屋の中には…

部屋は、教室の一部をこれまた改築して使っています。ここはあくまでも簡易宿泊所。イメージ的には、漫画喫茶が近いかもしれません。簡易的な壁と、アコーディオンカーテンで区切っています。大部屋ですが、男性、女性の部屋は別々です。中にはベッドと、これまたなんとも懐かしい机と椅子が。このあたりも再利用しているんですね。このほかにも、ゴザが引いてあり布団を敷くタイプで、大人数で宿泊できるところもありました。

ベッドはシングルベッドです。約180cmの僕が寝られたので、大抵の人は大丈夫。
懐かしい机と、蘇る記憶。学校の机って「1号2号」でしたよね。
ちなみにこの日は、野球の合宿でたくさんの子どもたちが宿泊していました。

お風呂は広く、シャワー室も

これもまたすごく驚いたんですが、お風呂は結構広かったです。この日泊まっていた少年野球の子どもたちは、きっと騒ぎながら入っていたんだろうなと思えるくらいの大きさでした。シャワー室も併設してあり、脱衣所も広く、不満点も特にありません。なにより、とても清潔感があったので気持ちよくお風呂に入ることができました。


入ってびっくりの広さ。
シャワー室も複数完備。これだけあれば、混んでいても回転は早そうですね。
清潔感のある浴室、そして脱衣所でした。

建物は古いけど、新しい。

陸前高田の中でも、かなり安く泊まれるランク帯の簡易宿泊施設「二又復興交流センター」いかがでしたでしょうか。個室はありませんが、グループでの旅行や、それこそ合宿には相性抜群でしょう。東京から陸前高田にくると、交通費だけでかなりの出費です。安く泊まれるひとつの選択肢として、検討してもらえればいいなと思います。

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